人が集まるWEBサイト名の決め方

こちらは、私とお客様との会話です。
自分の会社のホームページを作りたいという希望があり、WEBサイト名をどうしたらよか?という話になりました。

田中

突然ですが「ヴァイラルディーラー」って聞いて何かイメージできますか?

Sさん

なんでしょう、ちょっとわかりませんね…

田中

そ、そうですよね(汗)
では「どんどん!メルマガ応援団」と聞いて何かイメージできますか?

Sさん

どんどんと?メルマガを応援してくれる人たちですか?

田中

はい、そうなんですが(笑) 実はこれ私が売り出しているメルマガ配信ソフトの名前なんですよ。

Sさん

ソフト名なんですか!

田中

はい、以前は「ヴァイラルディーラー」という名前で売り出していたんですがこれが全くヒットしなくて、これはまずいと思い「どんどん!メルマガ応援団」に変更したんですよ

Sさん

確かに「どんどん」のほうが分かりやすいですね。

田中

そうなんですよ「ヴァイラルディーラー」なんて普段誰も使わない言葉でしょ?
 そんな言葉を使ったもんだから、誰にも見向きされなくて…。

Sさん

ディーラーっていうから車関係かと思ってました(笑)

田中

あはは。でも、この名前に変更してからは、新規のお客さんも少しずつ増えたんですよ。

Sさん

そうなんですか、いいですね。

田中

そして、今ではこの「どんどん!メルマガ応援団」という名前が変化して「ドンメル」という名前で呼ばれるようになってきまました。

Sさん

ちょっと「どんどん!メルマガ応援団」というのは長い感じしますものね

田中

そうなんですよ。お客さんと会話する中で「どんどん」とか「ドンメル」とか「応援団」と略して呼ばれてる事があって、それなら「ドンメル」にしたら?とお客さんのほうから言っていただきました。

Sさん

なるほど。リピーター向けには「ドンメル」で新規の人には「どんどん!メルマガ応援団」という感じで使い分けされてるんですね。

田中

はい、でも一つだけ失敗した事があって、このソフトのオフィシャルサイトのドメインが「viral-dealer.com」のままなんですよ…。

Sさん

あー。ドメインは後から変更できないですからね

田中

はい、これは失敗だったなと思いました。
でも、今では私のサイトにやってくる人のほとんどが「ヴァイラル…」ではなく「メルマガ応援団」でやってくるので、あまり気にしてませんよ。

Sさん

そうなんですね。

田中

でも、これからサイトを作るSさんは、できればサイト名とドメイン名をあわせて私のような失敗をしないようにしてくださいね。

Sさん

はい、わかりました。
ドメイン名の他にも「サイト名を付けるときに気を付ける点」とかありますか?

田中

はい、いくつかの実例サンプルとサイト名を決めるときに気を付けるべきポイント「人が集まるWEBサイト名の決め方」というのがありますのでそちらを紹介させていただきますね。

Sさん

はい、ではよろしくお願いします!

人が集まるWEBサイト名の決め方

決め方の手順としては以下のような3ステップで決めるとやりやすいかと思います。

1、サイトのテーマを決める
2、テーマを中心にサイト名を書き出す
3、選別して1つに決定する

1、サイトのテーマを決める

サイトのテーマは、自分の売り出したい商品ジャンル(アフィリエイトや紹介含む)、紹介したい情報、自社商品名など、大枠でいいのでどんなジャンルのサイトにしたいかを決めます。

サイトのテーマは「私のサイトは訪問者に○○を提供するためのサイトです。」というように○○に当てはまる内容まで絞り込む事が重要です。

2、テーマを中心にサイト名を書き出す

世の中の人が集まるWEBサイトのサイト名をチェックしてみると、はある程度決まったルールの上で付けられていることに気が付きます。

それは、

・キーワードがサイト名に含まれている
・意味のある2語をくっつけ造語している
・個性的なサイト名で覚えやすい
・サイト名だけで特徴が伝わってくる

といった感じです。

それぞれ実例とともに見てみましょう。

訪問者がズバリ入力するであろうキーワードをサイト名に入れてしまうタイプです。
テーマが明確に決まっている場合や、商品やサービスに徹底的にフォーカスしてつくるアフィリエイトサイトなどに向いているようです。

Xperia非公式マニュアル
http://someya.tv/xperia/

ポケモンGO(ポケモンゴー)攻略まとめますたー!
http://pokemongo.biz/

もともとある単語を2つ以上くっつけて造語を作っているタイプです。
1つだけでは意味の通ってしまう単語でも、2つ組み合わせると今までになかった新しい言葉が作成されます。

チャットワーク(チャット+仕事)
チャットを仕事に活用するというテーマのシステムです。
http://www.chatwork.com/

コトバンク(言葉とデータバンク)
バンクを調べてみると貯蔵するところという意味があります。
http://www.kotobank.jp/

デキる!WEB(できる+ウェブ)
当サイトのサイト名もこの方法で作成しました。
http://www.dekiru-web.net/

初めて聞いた時は一瞬なんだ?と思うようなサイト名ですが、サイトが育ってくるとサイト名で直接検索してくることが多くなります。
サイト名を覚えてもらえるとリピーターが増えていきます。
できるだけ、入力しやすくて覚えやすいサイト名にする事をお勧めします。

ぱくたそ
有名な「フリー写真素材」のサイト名です。
https://www.pakutaso.com/

シュフー
スーパーなどのチラシをネット上で見られる、日本最大級のWEBサービス
http://www.shufoo.net/

イザ
世の中の注目のニュースや気になる話題がさくっと分かるまとめサイトです。
http://www.iza.ne.jp/

個性的なサイト名を付けたい場合には「ブランド・社名・ロゴマークの由来辞典」
が参考になります。
「コメダ珈琲店」の由来や「ナイキ」「プーマ」などのロゴマークの由来なども掲載。
http://www.brand-yurai.net/

Web担当者フォーラム
http://web-tan.forum.impressrd.jp/

ライフハッカー
http://www.lifehacker.jp/

tenki.jp
サイト名がそのままズバリのパターン
http://www.tenki.jp/

沖縄物語
http://www.okinawastory.jp/

3、選別して1つに決定する

テーマと実例サンプルを参考にいくつかの候補がでてきたら、1つに決定しましょう。

その際にいくつかの注意点として「サイト名を決める際のチェックポイント」を紹介します。

・サイト名でドメインが取れるか?
ライフハッカーのドメインが「lifehacker.jp」のようにサイト名がドメイン名と同じにできないか検討してみてください。
ドメインは検索エンジンやfacebook上でシェアされるときなど、結構頻繁に表示される機会があるため、なるべく同じにしておいたほうが分かりやすいという理由です。

・英数字で表せるか?
英数字で表記しやすい名前にしておけば、迷わず、ゆらぎが生じなくなり、入力しやすいという利点が出てきます。
悪い例としては「情報」を英語表記すると入力方法によっては「joho」「jyouhou」「jyoho」などに揺らいでしまいます。

・長すぎないか?
冒頭の会話で出てきましたが私は「どんどん!メルマガ応援団」というサイト名にしたのですが、結局「ドンメル」と略して使われています。
したがって、サイト名はできる限り短くて覚えやすい名前が一番です。
また、サイト名はロゴに表記する場合もあり、ロゴ化する場合にもなるべくシンプルなサイト名のほうがかっこよく決まります。当サイトの場合「デキる!WEB」をロゴ化しています。

・競合サイトが多くないか?
あまりにも一般的な名前にしてしまうと埋もれてしまい、サイト名で検索されることがほとんどなくなってしまいます。
リピーターはサイト名ズバリで再訪問する可能性が高いので、既存で強力なライバルがいた場合には、それを超えるのは大変です。

・既存サービス・ブランド名をかぶてないか?
せっかく決めたサイト名がすでに存在し有名な商品名やブランド名になっていた場合は避けたほうがいいかもしれません。商標を取っていた場合などは面倒になりそうなので、変更できるのであれば最初から同じ名前は避けておいたほうが無難です。

まとめ

サイト名の付け方を失敗すると、集客が加速しない可能性があるということもあります。(ヴァイラルと名付けてしまった私のように…)

でも、安心してください。

サイト名の付け方に失敗してしまっても、その後の運営でいくらでも挽回する事は可能です。
何回でも変更は効きますので、まずは運営してみて記事がある程度たまったところで変更する事も全然問題ないです。

というより、最初からヒットを狙って最適なサイト名を付けられる人は、そう多くはないと思いますので、あまり深く考えずに直観を信じることも重要です。

最適なサイト名が決まらないので、ホームページが全く完成しないとならないように…

一番お勧めの方法としては、意味のある2語をくっつけ造語するのがいいかなと個人的に思います。

また、サイト名を決める際のチェックポイントについて5点ありましたが、この点に気を付けていただくと、覚えやすく人が集まるサイト名を作ることができると思いますので是非参考にしてみてください。

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